父が亡くなり、
兄弟3人で実家を相続することになった。
話し合った結果、
「実家は売ろう」
というところまでは決まりました。
ところが、
そこから話が進まない。
誰が不動産会社に連絡するのか。
誰が査定に立ち会うのか。
誰が必要な書類を集めるのか。
兄弟への連絡は誰がするのか。
一つひとつは、
それほど難しいことではありません。
でも、
「誰がやるのか」が決まっていない。
私は、
ここで止まってしまう家族も多いのではないかと思います。
みんなで決めることと、
みんなで動くことは、
同じではありません。
まず、
「誰が窓口になるのか」を決める。
そこから始めてもいいと思います。
窓口を一人にしても、勝手に決めるわけではない
「一人を窓口にする」
というと、
その人に全部任せるように感じるかもしれません。
でも、
そうではありません。
例えば、
不動産会社への連絡。
査定の日程調整。
必要な書類の確認。
兄弟への情報共有。
こうした実務を、
一人が中心になって進める。
一方で、
どの不動産会社に依頼するのか。
いくらで売り出すのか。
値下げするのか。
最終的に売却するのか。
こうした大切なことは、
兄弟で話し合って決める。
つまり、
「動く人」と「決める人」を同じにする必要はありません。
窓口は一人。
判断はみんなで。
私は、
この形の方が話を進めやすいと思っています。
誰を窓口にすればいいのか?
では、
誰が窓口になればいいのでしょうか。
長男だから。
実家の近くに住んでいるから。
そう決める必要はないと思います。
私なら、
一番動きやすい人を窓口にします。
不動産会社と連絡を取れる。
兄弟に状況を伝えられる。
分からないことがあれば確認できる。
そして、
自分だけで決めず、
必要なことを兄弟に相談できる。
そういう人がいれば、
その人を窓口にする。
大切なのは、
「誰が一番偉いか」ではなく、
「誰が一番話を進めやすいか」。
私は、
それでいいと思っています。
窓口を決めたら、どこまで任せるのかも決める
窓口を一人にしたとしても、
何でもその人が決めていい、
というわけではありません。
例えば、
不動産会社に連絡する。
査定の日程を調整する。
必要な書類を確認する。
こうしたことは、
窓口の人に任せてもいいと思います。
でも、
どの会社に売却を依頼するのか。
いくらで売り出すのか。
値下げするのか。
最終的にその条件で売るのか。
こうしたことは、
兄弟で確認してから決める。
つまり、
最初に「任せること」と「みんなで決めること」を分けておく。
私は、
これだけでも話は進めやすくなると思っています。
売却を進める前に、名義も確認しておく
もう一つ、
確認しておきたいことがあります。
「今、この実家は誰の名義になっているのか?」
ということです。
父親が亡くなったあとも、
登記上は父親の名義のまま。
ということもあります。
兄弟で、
「売ることは決まった」
としても、
それだけですぐ売却できるわけではありません。
相続した不動産を売却するには、
必要な相続登記をしておく必要があります。
だから、
窓口になる人を決めたら、
不動産会社に連絡するだけではなく、
現在の名義や、相続登記がどうなっているのかも確認する。
分からなければ、
司法書士などの専門家に確認する。
私は、
ここも早めに整理しておいた方がいいと思います。
全員で動こうとしなくてもいい
兄弟で実家を売る。
そう決めたとしても、
全員が同じように動く必要はないと思います。
仕事が忙しい人。
遠くに住んでいる人。
こうした手続が苦手な人。
兄弟それぞれに事情があります。
だから、
窓口は一人。
判断はみんなで。
まず、この形をつくる。
そして、
何を窓口の人に任せるのか。
何を兄弟みんなで決めるのか。
そこを最初に整理しておく。
私は、
それだけでも実家の売却は進めやすくなると思っています。
大切なのは、
全員が同じことをすることではなく、
全員が納得して話を進められること。
実家を売ることは決まった。
でも、
「誰が何をすればいいのか分からない」
という段階でも大丈夫です。
まず、今の状況を整理してみませんか。


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